292   リンガフォン・ヘブライ語コースの内容
2001/04/05 17:51:12  ijustat   (参照数 5)

こんにちは、ijustatです。

私が買ったリンガフォンの教材がどんなものか説明します。

ケースと本とテープの写真は、こちらを見てください。何だかぼんやりしてよく見えませんが、本のサイズは、単行本のサイズです。『広辞苑』が、同じサイズでした(厚さではなくて、ページのサイズですよ(笑))。

内容は、まず、ヘブライ語で「イヴリート(ヘブライ語)」と書かれた、ヘブライ語本文だけの本と、「HANDBOOK」と英語で書かれた本と、「タルギリーム ビフターブ(書く練習)」と書かれた、これもまたヘブライ語だけのほんと、それから、「ALPHABET」と英語で書かれた25ページしかない薄い文字の練習帳の4冊です。

それぞれの本の具体的な内容は、あとでまた報告しますが、ここで急いで報告して起きたいのは、ハンドブックの体裁です。

普通、本文の解説というのは、単語の解説と文法や文型の解説は別々にするものですが、このハンドブックでは、そういうことをせずに、出てきた順に解説しています。たとえば、数字の“40”が出てきたら、この40だけをまず解説してしまうのです。その後少しして、数字の“2”が出てきますが、これが男性形と女性形があり、さらに名詞を修飾している形が別にあるという説明を、2だけについてするのです。こういうやり方は、昔考えてみたことがありますが、実際にやっているのを見ると、かなりショッキングです。

しかし、全体像を知りたい人のために、巻末の方に“Hebrew Grammar”というページがあって、文法の整理がしたい人のためにも道を開いています。ただし、これは、ガイダンスのテープによると、あくまでも参考のページであって、このページを学習するものではないと言っています(こんな内容が私にも聞き取れた!)。

デザインは、特に美しくもなく、極めて簡素です。というか、デザインには全く気を使っていないようです。最初に見たときは、あまりにそっけないので、多少がっかりしました。

ポイントをバーン!と大々的に提示するのではなく、出てきた表現を一つ一つ丁寧に解説するという感じです。会話の授業では、ふつう、出てきた表現を一つ一つ丁寧に解説するやり方もしますが、まず最初にポイントをはっきりさせることが多いですよね。そのため、ハンドブックの見栄えはあまりよくなく、ちょっと散漫に見えます。しかし、この解説には、所々、イスラエルの文化を感じさせるものがあり、また、ヘブライ語学習のチップ(ヒント?)のようなものもあり、なかなか味わいがあります。

ハンドブックの各課の内容は、本文の状況説明をしたあと(これで“スクリプト”、つまり背景の理解を形成させます)、本文中のそれぞれの表現を丁寧に解説していきます。これを授業のやり方だとすると、けっこう独特なやり方をしていると言えるかもしれません。状況の説明から始めていくという授業をする先生は、あまりいないし、そういう授業の仕方を要求する教材は、日本語教材ではそれほど多くありませんから。でも、私はこのやり方はとても気に入りました。状況が理解できると、それぞれの表現や文法の説明も、理解がしやすくなるのです。

ちなみに、言語の理解を助ける背景知識を示す概念には、私が知っているものでは、「スクリプト」、「スキーマ」、それから「レアリア」があり、それぞれ違った意味合いを持っていますが、リンガフォンは、それらの知識をかなり大事にしているようです。