1976   Re:マニキュア
2004/06/27 16:43:13  ijustat   (参照数 6)
これは 1975 [マニキュア] への返信です

pdcaさま、こんにちは。

>「マニキュア」でGoogle 検索すると、73,600件ヒットします。
>しかしながら、
>「マニュキア」 2,540 件
>「マニュキュア」3,370 件
>のヒットもあります。
>
>これは、外来語が日本語化する時の独特の音の変化によるものではないかと、語学友のみなさまの中の、音声学に詳しい方に質問しようと思ったのですが、Google 全体で検索すると
>「manicure」 644,000 件
>「manucure」 58,100 件
>とあり、どうも、外国語の時点で既に間違って(?)いたようです。
>
>私はイタリア語が専門なので、mani (mano (手) の複数形) + cure (cura (手当て) の複数形) というのがしっくり来るのですが、当然イタリア語のページでは、
>「manicure」 23,900 件
>「manucure」 59 件
>と、圧倒的に、manicure
>
>ところが、フランス語のページでは逆転して
>「manicure」 3,630 件
>「manucure」 39,500 件
>となります。
>
>ですから、日本語のカタカナ表記も、どの国から輸入されたかによって、変わったのかもしれません。

これはとても面白いことですね。ところで、イとウに共通する性質は、どちらも狭母音だということです。この狭母音が交代することは、日本語でも時々あります。

たとえば、「魚」は“うを”ですが、“いを”というのも、平安時代の作品に出てきます。また、「指」は標準語では“ゆび”ですが、“いび”と言う人もいるし、また「動く」はもちろん“うごく”ですが、うちの方の田舎では、“いごく”という人もいました。(このとき“ご”は鼻濁音になります。)

西洋の言語がどのような背景によって音変化をしたのかは分かりませんが、以上のように、狭母音の交代という、細々と生じる音変化があるようです。

ただ、マニキュアとマニュキュアとの問題は、他にもあるような気がします。私はずっと、「コミュニケーション」を「コミニュケーション」だと思っていました(笑)。イとユとは混同しやすいのかもしません。

>お茶も中国南部ではティーと呼ばれていて、北部ではチャーと呼ばれていたとか。
>
>研究のテーマとして面白そうですが、どなたかいかがでしょうか。

そういえば、何かの本で、「茶」の字には、“チャ”の系統と“ティ”の系統があるというようなことを読んだことがあります。これが日本語では“チャ”と“サ”に分かれ、韓国語では“チャ”と“タ”に分かれます。“サ”や“タ”は、“ティ”と何か関係があるかもしれません。中国語の普通話では、pdcaさんがおっしゃるように“チャ”ですね。

しかし、多くの言語では、それぞれ別々で、“チャ”の系統は“チャイ”とか“ツァイ”と言うことが多く、“ティ”の系統では、“ティー”とか“テイ”などと言うようです。ギリシャ語では“チャイ”または“ツァイ”と言っています。でも、“テイオ”という言葉もあります。

ということで、音声学に詳しいわけではないんですが、pdcaさんのおっしゃった問題に関して、私なりに考えさせられる実例を挙げてみました。ちなみに、イとユは音声の問題ですが、チャとティは、語源の問題ではないかと思います。

ネタを発展できたでしょうか。他の皆さんは、もっと正確で面白い実例をご存知かと期待しています。