1921   復活祭のたまご
2004/04/12 09:19:45  ijustat   (参照数 0)
ショウコさん、こんにちは。ijustatです。

イースターのうさぎというのは初めて知りました。

韓国ではキリスト教が近代以降の韓国の文化としてだいぶ根付いていて、その起源はほとんどが、アングロサクソン系のアメリカかイギリスの宣教師によるものです。(カトリックの場合は違うでしょうが。)

しかし、不思議なことに、“イースターのうさぎ”は宣教師たちは伝えなかったようです。異教の文化に根ざしていることを知っていて、遠慮したのでしょうか。日本の教会ではどうなんでしょうね。韓国でクリスチャンになったので、日本のキリスト教事情については、何だかんだ言っても不案内な部分がたくさんあるのです。

しかし、復活節のたまごは、大いにやり取りします。これは、カトリックの幼稚園に通っていたときにも思い出があります。インディアンのような模様をポスターカラーで描いたたまごをセロファンに包んで、先生が園児たちに配っていました。そこでもやはり、ウサギの話は聞きませんでした。まあ、カトリックということもあるし、神父さんがフランス国籍のバスク人ということもあって、ゲルマン系の習慣には頓着しなかったのかもしれません。

ところで、うちの教会では、何も描かずに、ゆで卵をセロファンに包んで配っていました。日本語礼拝では今年はそれもやらず、ケーキを焼いて配りました。復活節のたまごの意味も、教会では聞いたことがありません。近年の韓国の教会では(特にうちの教会では)、キリスト教文化の伝統にあまり神経を使わないことが多いようです。イギリスでは各教派ごとに雰囲気がすごく違うという話を聞きましたが、韓国ではそう目立った違いは見られません。他の教派の教会の礼拝にも平気で行きますし。

正教会(Orthodox Church)では、たまごを赤く塗って、それを復活節のアコルシーア(この語を“礼拝”と訳していいのどうかわかりませんが、英語では“service”と訳されています)が終わったときに、前に出てキリストの聖画に口付けした後でもらいました。去年、幼稚園に通う下の子と一緒に行きましたが、赤い塗料に鉄分が含まれているらしくて鉄臭く、「まずい!」と言って食べませんでした。私も慣れないにおいに苦労して食べました。(笑)

ところで、面白いのは、カトリックはラテン系に多く、プロテスタントはゲルマン系、正教会はギリシャとスラブ系に多いということです。これはきれいに図分けできるものではありませんが、外国語を学ぶときに、それぞれの文化に根付いた信仰を、尊敬の念を持って学ぶことは、非常に重要だと思います。そうしないと理解できないことはたくさんあるでしょうから。