1523   Re:『長澤式外国語上達法』長澤信子 海竜社(1999)
2003/12/29 22:19:57  ijustat   (参照数 7)

yudouhuさまこんにちは。ijustatです。

今日はプレースメントのインタビューがあって、午後1時から7時まで肌寒い部屋にずっといました。その部屋のコンピュータは、インターネットが出来て日本語の表示は出来るのですが、日本語の入力が出来ませんでした。

>さきおとつい読んだ本なんですけど、よかったです。
>…各章の最後に、ポイントまとめとメモ欄がついているのが大変にポイントが高い本です(笑)

さっそく帰りにキョボ文庫へ行ってその本を注文してきました。1ヵ月後には手元に届くと思います。

>「これだけやるだけでカンタンに○○語がペラペラ!」みたいな、世間様に誤解ばっかし与えるような本が大嫌いな私が選ぶ本ですから、やっぱりそういう本とは一味違ってます。
>長澤式外国語上達法の三原則…
>1、細切れの時間を活用する
>2、カードで遊びながら覚える
>3、百回の魔力と威力を信じる
>
>特に、3。そう、この本は、以前ちょっと話題になった「音読五十回」の上を行く、
>百回音読を薦めてるんです、これが。

何をマジックナンバーとするかは人によって違いますが、そういえば昔から聞いてきた反復の回数は百回というのが多かったような気がします。“読書百遍”とも言いますしね。これはあながち誇張ではないのでしょう。

>それでも私の中国語の先生は厳しい方で、
>「テープを擦り切れるまで聴いたこともなく、暗記したテキストが一冊もないうちは進歩などという言葉を言うな」
>といわれた。(45p)
>などと言う厳しい先生に当たられたようで。

テープを擦り切れるまで聴くというのはすごいことですね。質の悪いテープ自体は時々機械に絡まって切れてしまうことがありますが、そういう意味ではないでしょう。聞きすぎて音質が劣化したり伸びてしまったりすることはありますよね。でもそれって、テープがだめになるかテープレコーダーがだめになるかのせめぎあいですね。

>でも、その100回の繰り返し方も、楽しい方法を提案されてます(カードを作って、トランプのようにするとか)
>ちなみにこの100回は、こまぎれになってもいいそうです(別に一気にやらんでもいい)

ゲームが大の苦手の私にとって、ゲームを用いた外国語教授法や外国語学習法は、機械音痴の人がコンピュータやインターネットの話を聞くようなもので、話に聞くと素晴らしい方法なのに、自分には向いていないということが悲しいです。T−T でも、これからは少しずつ慣らしていきたいですね。

>発音より中身(158p)、暗記は基礎で何を話すかが応用(160p)など、
>「当たり前に大事なこと」を、ちゃんと言ってくれるあたりがゆどうふ的には高ポイントです

そういえば、韓国でもやたらと英語の“発音”を強調する向きがあって、発音さえ良くなれば英語が話せるような書き方をした文章をよく見かけます。ちょっと、じゃあ内容はどうなるんだよと聞きたくても、相手は雲の上だから、質問も出来ません。「発音より中身」ということは、いくら強調してもしきれませんよね。

ただし、全て日本式発音や韓国式発音で外国語を話して十分かというと、それがやはりそうではありません。むかし、ある学生が「タジュイカ」と言ったのをついに理解できませんでした。あとで考えれば「第11課」の意味だったに違いないと思うのですが、文脈がそれを支えていなかったのと、まだ教える経験も浅かったのとで、その時は全然理解できませんでした。

だから、通じるくらいまでの発音の練習は必要だというのが私の考えです。ただし、教える立場ですから、需要に応じては日本人と同じ発音で日本語がいえる指導の仕方はいつでも準備しておく必要はあります。また私自身は、発音にこだわる性質があるので、(英語を除いては)あくまでも本国人の発音を目指しています。

>そうだ!みんなはっきりいってくれ!
>「ちょっとさらっただけで何でもペラペラ話せるやつなんてほんの一握り」ってことをよおお!
>(日本語だってそうです。一日24時間のトレーニングを何年積んだのか?
>それに比べりゃ、学校で週5コマ、5時間程度を8年やったところで、
>全部で何時間やったことになるんだか、少ない少ない!)

そうですね。反復と継続の総量が外国語の実力でしょうね。反復をしないで、例えば見るだけで“勉強”と称しても、それは反復にも継続にもならないかもしれませんね。そういう意味で、反復と継続の学習が、いちばん容易な方法といえるのかもしれません。

>またこの本、作者さんが妙に居丈高じゃないところがいい。
>話に出てくる生徒さんも高齢の方が多い…
>「もう年だから」などというあきらめをぶっとばす、その自然体な姿勢がとってもステキ^^

そうですね。高齢者でも外国語の学習に成功している人が結構いますからね。若い人は何だかんだいっても記憶力がいいので、その学習方法で年配の学習者が学習しても埒があかないかもしれません。ただ、和田秀樹氏が書いているのですが、年を取れば取るほど反復が必要になるにもかかわらず、年を取れば取るほど反復を嫌うようになるのだそうです。皮肉な事実です。だから、“100回”とマジックナンバーを決めてしまって、ひたすらその回数をいい年した人たちが繰り返すというのは、外国語学習を年配者にも取り戻す“鍵”となっているわけですね。

>あと、昨日読んだ松本道弘先生の本も紹介しようと思うのですが、
>こっちはさらさら読めないしちょっと落ち込む(でも、思想がすばらしい)(笑)逸品なんで
>ちょっと時間おいてから書きますよ

楽しみにして待っています。